実は、プロパンガスの料金は各家庭ごとにバラバラで、「都市ガスの1.2倍〜1.8倍」と大きな差が生じていると言われています。値段が異なってもガスの質は同じ。それなら、できるだけ安い方が良いですよね。
でも、今はスマホひとつで簡単にガス代を下げる方法があります。(ただし、この方法は「戸建て・分譲マンションでプロパンガスを使っている方」向けになります。)
それは、『料金比較サービス』を利用すること!
そういった疑問にお答えすべく、実際に私が利用して、安全且つ効果のあったサービスをご紹介します。
私は年間5万円以上の節約になりました!
1度やってしまえば、毎日の我慢などが必要のない方法です。
直近の料金と使用量さえ分かれば、スマホで誰でも簡単に申し込みOK!
必要事項を記入し、あとは電話を待つだけで面倒なことは一切ありません。
ぜひ、お試しください!
まずはプロパンガスの仕組みを知ろう
資料や引用元に応じて「プロパンガス」「LPガス」と表記が異なる場合があります。
※本記事では同じものという前提でお読みください。
【家計簿公開】夫婦二人暮らしのガス料金・使用量の変化
まずは実際に使っている、我が家のスプレッドシートです。
黄色で塗りつぶされている、R6(2024).7月にご注目ください。
前年の料金9,099円に対して、4,752円。
翌年は、ほぼ半額ですね。
(※R1(2019)は賃貸マンションで都市ガス。安い…)
ところが、前年・R5(2023)が10.2㎥(9,099円)に対して、9.4㎥(4,753円)と、
使用料に、大きな差はありません。
しかも、2023年は「電気・ガス価格激変緩和対策事業」による都市ガス料金・電気料金の値引きがあった年。
それなのに、なぜ??左に記載してある単価の欄が、その理由。
料金比較サービスを利用し、ガス会社の見直しを行ったことにより
660円/1㎥から、300円/1㎥と
従量単価が半額以下になったからです。
我が家の場合は、月の平均使用料が約12㎥。
値下げ分(660-300)の360円×12㎥×12ヶ月=年間51,840円の節約効果ということです。
こういった固定費の削減は、食費の節約やお風呂の節水などと違ってなんの我慢や工夫もいりません。
そのため、生活の満足度が下がる心配もありません。
正直、比較サービスに申し込んだときは、ここまで値下がるとは思っていませんでした。
2年で10万を超える節約効果。とても大きいですよね。
知らなきゃ損!料金が高いのはなぜ?
ガスボンベ交換における人件費・設置工事費などの、都市ガスにない必要コストが生じること。
また、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻の影響である原油高や供給不足、加速した円安をきっかけに、各LPガス会社が値上げせざるを得なかったという背景もありました。
ところが、「都市ガスの1.2倍〜1.8倍」と各家庭で価格差が生じていることが現実です。
我が家の場合もそうでした。
2022.1月〜 | 430円(税抜) |
2022.2月〜 | ↑480円(税抜) |
2022.6月〜 | ↑580円(税抜) |
2024.1月〜 | ↑660円(税抜) |
2024.6月〜 | ↓300円(税抜) |
このように従量単価が年々上がり続けており、さらに警報機器のリース代200円も上乗せされていました。
今は値上がり前より安価になり、設備状況は変わらぬままリース代もなくなっています。
従量単価は平均ではなく、適正価格を目指す
プロパンガスは自由に価格を決定できる「自由料金制度」を採用しています。
そのため、家庭ごとに料金に大きな差が出来て、「平均価格」と「適正価格」はまったく別のものになってしまいました。
私たち消費者が目安にすべきなのは「適正価格」。
なぜなら、適正価格の中に1社でも高額なプランが含まれると、その地域の平均価格が引き上げられてしまうからです。
その適正価格を知りたい方は、「居住地名 適正価格」で調べてみてね。
基本料金にも差があるって知らなかったよ!
でも大切なのはご自身の「最適な価格で契約すること」です。
この先で説明する項目を、まず読んでみてくださいね。
プロパンガス料金比較サービスを活用し、ガス会社を切り替えよう!
適正価格を知ったとしても、その地域でその契約プランを行っている会社があるかどうかは別の話です。
もちろん、今契約している会社へ価格交渉を行う材料にするには良いと思います。
でも、出来るなら少しでも安くしたいですよね。
そこで私が実際に値下げに成功した「プロパンガス料金比較サービス」についてご紹介します。
まずは「カンタン10秒自動診断」
まずは、ご自身の価格状況をチェックしてみましょう。
↑こちらから申し込みフォームとなりにある「カンタン10秒自動診断」で
①一戸建てor集合住宅を選択
②使用量と料金を入力
以上で結果が出ます。
我が家の結果はこちら。見直しをすでにしておりますので、当然の結果です。
皆さんはのガス料金は高すぎではありませんでしたか?
値段の差は、ガスの質には影響しません。
もし無駄に多く支払っていたのなら、とても勿体ないこと。
適正価格と出た方も、最後に見直したのはいつでしょうか。
それは今現在の最適価格ですか?
このように定期的な見直しは、節約にとても効果的です◎
実際に私も今回見直しをしたので、その流れをまとめてみました!
【基本情報】切り替えの流れ・Q&A
今は様々な比較サービスがありますが、私が実際に使用したことがある2社がこちら。
↓今回(2025年1月現在)、実際に利用した「ガス屋の窓口」
↓こちらは昨年に利用した「enepi」
提携会社などを考慮すると、2社の提案の中から最も安い会社へ切り替えるのがおすすめです。
価格ドットコムでもこちらへの誘導になっていたり、私も実際に利用したことがあるので安全なサービスですよ◎
- 無料申し込みフォームに必要事項の記入・申請
- 料金比較サービスから電話が来るので、提案された内容を検討
(不安な点は質問して事前に解決しましょう) - 提案された中から1社を選ぶ
- 選んだ切り替え先のガス会社への契約申し込み
(料金・サービス内容・設置スケジュールなど契約内容をよく確認しましょう) - 設置工事の立会い・完了
※今回、私が実際に比較の申し込みを行ったときの画像などは後述。
私が利用するに当たって不安に思ったQ&Aをまとめてみました。
もし不安がある場合はメモを用意し、最初の電話の時点でガンガン質問をぶつけてしまいましょう!
「ガス屋の窓口」や「enepi」を利用するのにおカネはかかりますか?
全て無料です。料金の比較やシュミレーション、手数料や仲介手数料はありません。
私たち消費者側が無料で済む理由は、「たくさんのひとに契約してほしい」というガス会社の方が、料金比較サービスへ費用を払ってくれているからと推測出来ます。
それどころか、消費者側の面倒な手続きまで代行してくれますよ。
今は安くても、またすぐ値上げされるんじゃないの?
1年以内の不透明な値上げに対しての返金保証や、切り替え後の無料相談など、アフターサービスも充実しているため、安心して利用できます。2年しばり契約などもありません。
社会情勢や何らかの理由で値上げされたとしても、また切り替え直せば済むという考え方もあるよね!
1度の手間だけで、大きな節約になるガス会社の切り替え。
日々の節約よりも、契約そのものを見直すことで、その効果は長く続きます。
ぜひ、定期的な見直しを検討してみてください!
【ガス屋の窓口】体験談
実際に申し込んでみた
私が前回見直したのは2024年6月。
今のところ、特に不満はないのですが、良い機会なので定期的な見直しも兼ねて実際に申し込んでみました。
今回利用したのは、グループ全体で『130,000世帯(業界最大級)』とうたっている、
ガス屋の窓口
まずは検針票を準備の上、無料相談お問い合わせフォームへ。
地域のガス会社の価格を比較する関係上、名前、電話番号、住所が必須になります。
その他・こちらに必要事項を記入、送信して待つだけです。
ちなみに私は「ご意見・ご要望」の欄に「勧誘・DMなどは一切不要です」と念の為記載しておきました。
あとは関連会社さんの中から最適なガス会社を「ガス屋の窓口」さんが探してくれます。
申請してから、約20分で電話がありました。
初回は説明だけ聞いて保留にしてもよいのですが、1度で済むように質問内容をまとめておくとスムーズですね◎
申し込み結果
今回はハキハキとして親しみやすい男性の方が対応してくださいました。
簡単診断で適正価格という結果の我が家にも1件の提案があったのですが、差額が本当に微々たるもの…。
キャッシュバックなどの限定特典の案内もありましたが、今回は見送ることに。
その旨を伝えても、しつこい引き止めや態度の悪化などもなし◎
「無料で使えて安心」は本当でした!
「また値上げなどでお困りのことがあったら、ご相談くださいね!」で、和やかに終了しました。
さらに、電話の中で私が親切だと思った点をご紹介。
実は昨年に比較サービスを利用した際、私はその結果を用いて自分でガス会社と値下げ交渉をしています。
特に女性の方にとっては、電話での交渉などは心理的なハードルが高いですよね。
企業さんは中々電話が繋がらなかったり、お仕事をされている方だと日中は時間都合もつけにくい。
そのため、これは嬉しいサービス!
地方在住の方だとお付き合いなどがあって、
「今契約しているガス会社さんは変えたくない。でも値下げはしたい」という方にも朗報ですね。
まだまだインフレ続きの令和。
今回のような定期的な見直しはもちろん、料金に値上げがあったときは
私もまたお世話になろうと思います!
プロパンガスは高くなりがち。でも見直せば下がる!
近年、ニュースを見てスマホ通信料の見直しを行った方は多いのではないでしょうか。
それと同じで、プロパンガス会社も比較し選ぶことが出来ます。
ご実家など、長年同じ契約のままになっている方ほど、気づかないうちに値上げされている可能性が高いかもしれません。
でも、我が家のようにプロパンガスの契約を見直すだけで、家計の負担は大きく減らすことができます。
やってみる価値はありだね!
ガス屋の窓口さん公式はこちら
【おまけ】賃貸の場合は、事前に確認した上で契約を!
賃貸の場合、入居者個人がLPガス会社を変更することは出来ません。
大家さん(オーナー)の許可が必要になります。
ただし、2024年7月2日より以下の政策が施行され、
「賃貸借契約を締結する前に、ガス料金について確認できる」ようになりました。
適正価格を調べた上で高額だった場合は、交渉してみる価値はあるけど、
大家さんにお願いをするのは難易度がは高いかも。
これからLPガス賃貸物件への引っ越し予定がある方は、料金に納得したうえで契約するようにしましょう。