突然ですが、皆様。
給与明細ってきちんと読むことが出来ていますか?
「お金について学びたい」「教養を深めたい」
そんな方にとって最初のおすすめはFP技能検定3級です。
こんな方にもオススメ👀
・自己肯定感をあげたい!
・NISAってなに?確定申告がいるの?
・社会保障や税金の基礎知識をつけたい
私も2024年9月に3級に合格しました。
その体験を踏まえて今回は「FP3級」についてお伝えしよう思います。
FP3級は学ぶべき教養である
そもそもFP技能検定とは?
・正式名称はファイナンシャル・プランニング技能検定(以下FP)
・日本FP協会が実施する国家検定で学科・実技に合格するとFP技能士に。
※日本FP協会が認定する「CFP®資格」および「AFP資格」は民間資格であり別物。
「保険屋さんの名刺で見たことある!」という方が多いかもしれませんね。
簡単に説明すると、日常生活や将来設計に役立つお金の基礎知識を体系的に学べる資格です。
例えば家計管理、年金の仕組み、保険の選び方、税金、住宅購入、相続など。
個人レベルの基礎のお話です。
「新NISAとiDeCoってなに?」「国債の格付けって?」
「相続税対策ってした方が良いのかな?」
「子どもがいない場合の相続ってどうなっているの?」
「子どもがいない夫婦に生命保険は必要?」
「高額療養費の自己負担限度額はいくら?」
「そもそも年金はいくらなの?老後資金はどのくらい必要?」
「今資産が◯◯万円あるけど、私は投資する必要があるのかな?」
「そもそも給料明細の見方がわからない…」
自分自身がお金のホームドクターとなり、こういった日常のお金の悩みや課題を自分で考えて解決する力を身につけられるというわけです。
合格率の高い試験なので、自己肯定感の向上にも繋がるし、
「103万の壁が…」なんて最近のニュースも分かるようになるよ!
3級・試験内容
《学科》〇×式、三答択一式60問・90分
- ライフプランニングと資金計画
- リスクマネジメント
- 金融資産運用
- タックスプランニング
- 不動産
- 相続・事業承継
《実技》事例形式5題・60分
- 資産設計提案業務【日本FP協会】
- 個人資産相談業務【金財】
- 保険顧客資産相談業務【金財】
※実技は「金財」と「日本FP協会」のどちらかの試験を選ぶことになります。
これはどちらでも好きな方で構いませんが、日本FP協会の方が合格率は高くオススメです。
受験について
受験日程 | 2024年4月〜CBT試験1(ネット試験)のみ。各会場に依存する ※受験者ページより、受検日の3日前まで日時・会場は変更可能 |
受験費用 (手数料抜) | 学科試験と実技試験 8,000円(非課税) ・学科 4,000円(非課税) ・実技 4,000円(非課税) |
合格基準 | ・学科 60点満点で36点以上 ・実技 100点満点で60点以上 ※6割以上とれれば合格。当日、点数がわかります。 |
合格率 | 2024年4~9月 85%前後(日本FP協会の場合) |
勉強方法 | 独学で可能。市販テキスト・youtube(ほんださん)など |
備考 | 必要勉強時間は80~とありますが、現時点での基礎知識量次第 範囲が浅く広いため、時間はそれなりに掛かります |
「%」や電卓の小技が使えないので、まさかの算数力が試される…!!
メリット
金融リテラシーが向上し、家計管理や資産運用に役立つ
自分や家族のお金に関する問題を改善し、より良い意思決定ができるようになります。
また、親世代の悩みや問題にも先回りしたり、場合によっては相談に乗ることも可能かもしれません。
比較的難易度が低い
初心者が挑戦しやすい資格のため、自己肯定感が上がりやすく、自信に繋がります。
ステップアップの足がかりになる
家計簿の見直しができれば、将来のライフプランを練りやすくなりますし、ここから興味のある分野をさらに掘り下げて学ぶための土台にもなります。
最近は新NISAが話題で投資を始めた方も多いと思いますが、知識が深まることで、自分の資産配分(アセットアロケーション)を見直すきっかけにもなります。
このように各方面へのステップアップのための
まさに人生に必要な基礎知識・土台の資格といえますね。
デメリット
受験費用がそこそこする
だからこその目指せ一発合格!!✨️
もし自信がなければ学科と実技で試験日を分けても良いかもしれませんね。
収入アップに直接つながりにくい
FP3級だけでは専門家として仕事をするには不十分で、実務経験やさらなる資格取得が必要です。
転職活動などでも役立つものでもありません。
知識の維持が必要
資産運用や税制などは法律や制度が変わりやすく、取得後も継続して勉強する必要があります。
ただコレに関しては「こんな制度があったな」という知識を引き出すためのキッカケになれば良いと私は考えています。
そもそも制度自体を知らなければ
「詳しく調べる」という発想にすら至りませんものね
最後に
「勉強だけして試験は受けなくてもよいか?」という質問に対して
「受けた方が良い」というのが私の答えです。
私もテキストだけ読んで終わりにしていた時期があったのですが、不妊治療を終えてライフプランを練り直している最中、医療保険を解約するにあたり、どうしても腹落ちしなかったため勉強し直しました。
そうして過去問で合格点まで詰めてみると、やっぱり理解度が違うんですね。
相続の割合などの数字計算は実際にやってみないと、認識が間違っていることにすら気付かないと思います。
(あと当日、学科が何故か過去問より、ぜんっぜん難しかったんですよね!(笑))
そして、そこまで勉強したなら✏️自己肯定感や達成感を得るためにも、合格証明書をもらったほうが自己投資として良い形になるのではないかと思います。
意外と合格してしまえば、勉強習慣がついていたり
もっと学びたい!と2級にトライする方もいたり
良いこと尽くしなんですよね。
暗記力の衰えにもびっくりしたんだけどね…。
でもまだまだ!私達は成長していけます。
一緒に頑張っていきましょう♡